NEVERLAND ーどこにもない場所ー
仙台公演お疲れ様です。早いものでツアーも3か所目。いつもとても素敵な、愛で溢れた瞬間に導いてくれるから。たくさんの人にありがとうと言いたくなるね。
24時間テレビのパーソナリティも決定しましたね。おめでとうございます。忙しい日々になりそうだけれど、体調に気を付けて頑張ってほしいです。
彼らの毎日に少しずつでも、うれしいとか楽しいとか、そう感じられるものがあってくれたらいいな。
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東京の街中で、ぼんやりと座っているのが結構好きだったりする。たくさんの人が歩いていくのを後目に、空を眺めたりだとか。
そんなことを考えながら。わたしがふと思った、ネバーランドについて。本当はもっと色々考えていたんだけど、その場で書かないとどうにも言葉として出て来ないんです。笑
だから、いま言葉にできた分だけ。
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夢の国、と訳されたりもするけれど、わたしはこの表現の方が好きだなと思う。どこにもない場所。うん、しっくりくる。
そんなに確かなものではないと思うから。どこにもなくて、でも、どこにでもある場所。きっと求めるかぎり続いていく。ふとした瞬間。何かを思い出したときに。誰かに思いを馳せたときに。
心のどこかが迷い込んでいく。
誰かが笑っている。泣いている。叫んでいる。いつまでも子どもみたいに。思うがまま、抑え込まなくていい。
そして何かを許していく。
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私たちは心に鍵を持っている。どう使うのかはその人の好きなようでいいと思うけれど、本当は仕舞い込むのも明け放つのも自由自在なはずなんだ。
その鍵が、閉篭もるばかりのものでなかったらいいと思う。
例えば、いつもより少しだけ外に意識を向けてみる。君がいて、わたしがいる、「わたしたちの」セカイというものに手を伸ばしてみる。
そうすれば、鍵がセカイを繋げていく。1人ひとりのセカイを開いていく。生きていくのに外から流れ込んでくる、たくさんの「騒音」を許しあって形作られた場所がネバーランドになるのかもしれない。
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それは不意に見上げた先にある真っ白な雲みたいに。わたしたちの日常に潜り込んでくる。あるいは、雑多の音に紛れてひっそりと。
聞き漏らさないようにしたいなと思う。
ビルの隙間から窮屈そうに伸びをする花だとか。
見えなくならないように、世界にあることを忘れないようにしたい。
NEVERLAND。どこにもない場所。
楽しむ心を忘れたとき、微笑おうとする余裕もなくしてしまったとき、その場所も忘れられる。
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繋がりのないような、だけどわたしの中ではなんとなく繋がっていたりして。でもネバーランドってこんな感じ。ごちゃごちゃと色んな「もの」がそこにあることを許容している感じ。でも不干渉みたいな。冷たくてあたたかいような、わたしたちのセカイみたいにちょっと息苦しくて心地いい。だから笑ってやろうと思える「ここ」が、どうしたって嫌いにはなれないよね。
だからこの文章もこれでいいのだというこじつけ。笑
ツアーもあと2か月ないんだね。公演を重ねるごとに、あなたたちが作る夢の国に少しずつ別の色が重なっていくのを、とても楽しみに見ています。実際には見れてはいないんだけどね。それが最後にどんな色になって、ひとつの区切りになるのか。そう思うだけでとてもわくわくするの。
あなたたちが自信をもって届けてくれたものが、それでもまだ続いていく途中の色なんだって実感するたびに、ああどこまで行けるんだろうって。
考えるたびに、いつもいつも。ありがとうってなるの。本当に。
改めて、いつもありがとうございます。
遠くからだけど、見守らせてもらってます。
ずっと、応援しているよ。
体も大事にして頑張ってください。