空を仰ぐ
「epcotia 」というそれだけで完成されたシナリオの中に、一連の流れの中に組み込まれる断片的な欠けらを、私は包括的なイメージで補完する。
思い出すたびに今でも、「Thunder」の後が加藤さんのソロでよかったと思ってるし、なにも持たずに宙に放り出されたようにならなかったことにほっとしている。
*
「いつの間にか消える」
それは私が日常的に思っていることで、そんなものなのだと奥の深いところから度々滲んでくる感傷だった。
だけど「ほかの誰か」に言われると、反発的で頑固ものの半分が、そんなことはないと不満げな目を向ける。
「そんなことを言うなら、意地でもずっと見ていよう」と悲しくなりながら言うけれど、だけど、本当は、
私自身がそれを1番恐れている。
そうしてまた、悲しくなってる。
だから、
どうしたって、泣きたくはなるんだけど。